8月 22, 2023 16:33 Asia/Tokyo

国連の中東(=西アジア)和平プロセス特別調整官が、シオニスト政権イスラエルによりパレスチナのヨルダン川西岸に建設された入植地はすべて違法なものだとしました。

カタール衛星通信アルジャジーラによりますと、トール・ウェンネスラント(Tor Wennesland)特別調整官は21日月曜、シオニスト政権による入植地の拡大を批判し、同政権がヨルダン川西岸に建設した入植地はすべて違法であり、それが政治的土俵を回復させず平和への障害になっているとしました。

また、シオニスト政権はパレスチナ人の住む家屋の破壊を止めるべきだとしながら、「イスラエル軍は最大限の自制を示すべきである。ガザ地区の人道状況は非常に不適切であり、電力供給も問題をきたしている」と説明しました。

 

ヨルダン川西岸のイスラエル入植地

 

シオニスト政権当局は少し前に、ヨルダンのアカバおよびエジプトのシャルム・エル・シェイクでパレスチナ自治政府と話し合いの場を持ち、入植地建設やパレスチナ人への攻撃の停止などを公的に約束をしました。しかしこれは空約束であり、同政権は未だに入植地の建設範囲を拡大し、軍事作戦も増加させています。

イスラエル情報筋は17日土曜、シオニスト政権のベスモトリヒ財務相が自身の描いた計画に沿って、ヨルダン川西岸の占領地域を可能な限り広げようとしていると報じました。

これに先立ち、シオニスト政権のエリヤフ聖地問題相は、ヨルダン川西岸の完全占領を呼びかけていました。

また、パレスチナ自治政府外務省も20日日曜、入植地の拡大を批判して、「シオニスト政権は二者間での解決を考えるどころか、それを破壊しつつある」としていました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ