3月 10, 2024 19:39 Asia/Tokyo
  • イスラエルがUNRWA国連職員を拷問
    イスラエルがUNRWA国連職員を拷問

UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関が、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対する戦争で行う人権侵害犯罪に関する報告書を作成し、「当機関の職員は、大量虐殺を引き起こしているイスラエル政権の刑務所で、虚偽の自白を引き出すことを目的とした拷問・虐待を受けた」としました。

UNRWAは、「当機関の一部職員は、大量虐殺を引き起こしたイスラエル政権の刑務所から釈放された後、その当局者から『UNRWAはパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとつながりを持ち、その職員は昨年10月7日の(イスラエル占領地の)襲撃に関与した』との虚偽の発言をするよう迫られた」と報告しました。

UNRWAのジュリエット・トーマ報道官は、「UNRWA職員に対するイスラエル側の拷問には、殴打、水責め、家族への加害を示唆しての脅迫などが含まれている」と述べています。

イスラエルは数か月前、パレスチナ抵抗組織による対シオニスト作戦「アクサーの嵐」開始時に、ハマスに協力したとしてガザ地区のUNRWA職員12人を告発しました。また、EUおよびほか18ヶ国も、イスラエル政権のこの主張を証明する証拠を全く提示しないまま、同じ口実によって同機関への資金援助を停止しています。

EUのジョゼップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、これらの支援打ち切りへの反応として、「イスラエル政権は、今後数年以内にUNRWAから解放されることを望んでいる」とし、「ネタニヤフ・イスラエル首相は、自分が誰にも耳を貸さないものの、万人に対し、何の証拠もない彼の主張を信じて国際法遵守に関して目をつぶるように求めている」と語りました。

イスラエル政権は先週、またもや証拠を全く示すことなく「450人以上のパレスチナ抵抗勢力メンバーがUNRWAで活動している」と主張しました。

UNRWAはガザ地区に約1万3000人の職員を駐在させており、同地区最大の支援機関とされています。 

 


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