3月 28, 2016 21:33 Asia/Tokyo
  • パルミラで、シリア軍の拠点が確立

シリア軍が、解放したパルミラの町の中心部に入った後、自らの拠点を確立しました。

ファールス通信によりますと、シリア軍は27日日曜朝、義勇兵の協力を得て、パルミラの街を解放しました。

シリア軍は27日、ホムス郊外にあるパルミラに入った後、地雷や爆弾の処理を行っています。

歴史都市パルミラの解放により、油田も解放されました。パルミラ北部の2つの地域の解放により、ISISが東部デリゾールから北部ラッカに通じる道を断ち切るための条件が整っています。

パルミラ市の南東にある空港からもISISが掃討され、シリア政府軍は食う交付金に仕掛けられた数百発の爆弾の処理作業に当たっています。

パルミラの解放作戦では、ISISのメンバー450人以上が死亡しています。

パルミラはシリア東部に軍を送り込む入り口と見なされています。ホムス東部の占領地域の解放により、デリゾールの封鎖を破る作戦が開始されると見られています。

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記は、シリアのアサド大統領に向けたメッセージの中で、テログループとの戦闘におけるシリアの軍と義勇兵の勝利とパルミラの解放について祝辞を送りました。

パルミラの解放後、ロシアのプーチン大統領はアサド大統領との電話会談で、この都市のISISからの奪還に祝辞を述べました。

ロシアとシリアの大統領はこの電話会談でさらに、ユネスコの協力によりパルミラが受けた被害を調査し、修復可能な部分の再建を行うことで合意しました。

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