パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマス、「“世紀の取引”は決して実行されないだろう」
7月 08, 2019 19:35 Asia/Tokyo
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスが、パレスチナの人々はアメリカとシオニストが計画する「世紀の取引」の実現を決して許さないだろうと表明しました。
タスニーム通信によりますと、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは7日日曜、シオニスト政権イスラエルによるガザ50日間戦争の5周年に際して声明を出し、「抵抗団体は国民を置き去りにすることは決してない。一瞬たりとも聖地ベイトルモガッダス・エルサレムとアクサーモスクに対する侵略者の攻撃への報復を忘れることはないだろう」と強調しました。
ハマスは、パレスチナのすべての人々に向かって、政治的立場を介した「世紀の取引」計画への反対運動の強化を呼びかけ、同時にヨルダン川西岸、ガザ地区、そして1948年当時の被占領地で、パレスチナ人がイスラエル占領軍に抵抗していることに感謝の意を表しました。
アメリカとシオニストによるこの計画によれば、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムはシオニスト政権の手に渡り、他国に住むパレスチナ難民は、祖国に帰還する権利を失い、パレスチナ人は、ヨルダン川西岸とガザ地区に残る土地の所有権のみを有することになります。
「世紀の取引」計画は、多くのイスラム諸国でイスラム教徒による反対運動に遭い、ガザ地区を含むパレスチナではシオニスト政権軍との衝突や緊張を高める要素となっています。
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