4月 18, 2024 15:44 Asia/Tokyo

日本時間17日水曜夜遅く、豊後水道を震源とする強い地震が発生し、愛媛県で5人、高知県1人、大分県で2人のけが人が確認されました。

NHKなど、日本の報道各社が気象庁の発表として報じたところによりますと、転倒するなどして愛媛県で5人、高知県で1人、大分県で2人の計8人のけが人が確認されていますが、いずれも命に別条はないということです。

震度5弱を観測した愛媛県大洲市肱川町の国道197号では落石が発生し、18日木曜午前10時半現在、通行止めが続いています。

愛媛県大洲市肱川町では断水が発生しており、同県内では愛南町や宇和島市で水道管の破裂や住宅での漏水などが多数報告されています。

さらにJR四国の報告では、愛媛、高知両県の一部区間で18日始発から、運転見合わせや運休が発生しています。

日本時間17日午後11時14分ごろ、豊後水道の深さ39キロを震源とするマグニチュード6.6の地震が発生しました。

気象庁によりますと、愛媛県と高知県で震度6弱以上の揺れを観測したのは、現在の震度階級が導入された1996年以降初めてです。

なお、今回の地震について、岸田首相は18日午前1時前、首相官邸で取材団に対し、「現在のところ人的被害は報告されていない」としました。

また、現地ではヘリコプターなどを使い、状況把握に努めていて、被害が確認された場合は、万全を期すよう指示をしたことを明らかにしたうえで、被災地に対しては「夜間でもあり、不安もある中、安全第一で行動をしていただきたい、余震にも注意してほしい」と述べました。

 


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