パレスチナ抵抗運動ハマス、「パレスチナの占領継続は、世界の平和と安全への脅威」
10月 01, 2019 14:28 Asia/Tokyo
パレスチナ・イスラム抵抗運動・ハマスが、国連のグテーレス事務総長に書簡を送付し、パレスチナ国民の権利侵害に対する国際社会の沈黙を批判しました。
イルナー通信によりますと、ハマスは30日月曜、この書簡において「パレスチナ国民の権利への無視が続くことは、地域の安定を損なう」とし、「パレスチナに対する占領継続は、世界の平和と安定を脅かし、情勢不安が続く主な原因であるほか、パレスチナ国民と国際機関の間の信頼の欠如につながる」と表明しています。
また、入植地建設や聖地ベイトルモガッダス・エルサレムのユダヤ化、ガザ地区封鎖の停止および、国連パレスチナ難民救済事業機関の任務延長の必要性を強調するとともに、グテーレス事務総長に対しパレスチナ国民への支援において自らの法的、倫理的な役割を果たし、国連憲章第7章に述べられている方策を含めたあらゆる可能性を、パレスチナ国民の権利や、パレスチナへの帰還や独立、自らの国運を決定する権利の回復のために活用するよう求めました。
さらに、2007年からパレスチナとその国民に対して行われている圧政的な封鎖措置にも触れ、「2018年におけるガザ地区での失業は52%、極貧者の割合は65%増えている」としています。
そしてグテーレス事務総長に対し、パレスチナでのUNRWAの計画実施や、この組織に対する資金面での支援を求めました。
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