4月 23, 2016 18:55 Asia/Tokyo
  • 国連、「サウジは反体制派の人権を侵害」

国連の拷問禁止委員会が、「反体制派に対するサウジアラビア政府の行動は、歴然とした人権侵害の実例である」としました。

ロイター通信によりますと、国連の拷問禁止委員会の専門家らは22日金曜、報告を発表し、政治活動家に対するサウジアラビア政府の行動に懸念を示しています。

拷問禁止委員会は、2002年以降のサウジアラビアでの初の事例とされるこの報告において、サウジアラビアの刑務所における、ブログの執筆者や人権活動家らに対する醜悪な行動を非難しています。

拷問禁止委員会のメンバーの1人は、「国連の専門家は、サウジアラビアにおける政治活動家への拷問に関する複数の実例を確認している」と語りました。

サウジアラビアは数ヶ月前に、2012年の国民運動で逮捕したシーア派指導者のナムル(ニムル)師を処刑しましたが、これは国際的な批判を受けています。

拷問禁止委員会は、5年に1回の割合で、各国における拷問に関する報告を発表しています。

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