イラン外務省報道官;「米はシオニスト政権の一部、イスラエルは常に国際ルールに違反」
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イラン外務省のバガーイー報道官が、「アメリカはシオニスト政権イスラエルの一部である」としました。
(last modified 2025-09-10T16:02:39+00:00 )
9月 03, 2025 12:03 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のイスマーイール・バガーイー報道官
    イラン外務省のイスマーイール・バガーイー報道官

イラン外務省のバガーイー報道官が、「アメリカはシオニスト政権イスラエルの一部である」としました。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、バガーイー報道官は2日火曜の記者会見で「米国は過去10年間で少なくとも2回もしくは3回にわたり、外交プロセスをかく乱してきた。JCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)は存在していたが、2018年に米国は正当な理由も言い訳もなく一方的にこの合意から離脱した。最後のケースでは、交渉プロセスと並行して、イスラエルが米国の協調と協力を得てイランに対する違法な攻撃を実行した。これらの事例は、米国には最初から善意がなかったことを示している」と語っています。
 

イスラエルは常に国際法規に違反

バガーイー報道官はまた、イスラエル政権による最近の軍事侵攻でイエメン政府の首相と閣僚らが殉教したことを受け、イエメンとパレスチナのイスラム教徒らへの哀悼の意を表すとともに、「今回の行為は明白な戦争犯罪かつ国際法規への公然たる違反であり、際限極まりないイスラエル政権の本質を反映している」と述べました。
 

イラン、中国、ロシア;「英独仏にはスナップバックに訴える法的権限なし」

さらに、ロシアと中国も提案しているこの合意の一時的、または短期的な延長の可能性についてのスナップバックメカニズム(対イラン国連安保理制裁の復活を可能にする仕組み)をめぐる一連の憶測や可能性について、「我々はロシアと中国と緊密に連絡を取り合っている。ロシアと中国は、無効となった国連安保理制裁を復活させようとする欧州3カ国・英独仏の行動に反対する立場を表明している」とコメントしました。
 

現在、イランに査察官は不在

そして、IAEA国際原子力機関との交渉継続については「過去2回にわたり行われたIAEAとの交渉の続きについては、現時点ではなにも決定されていない」と語りました。続けて、「IAEAの査察官2名のイラン入国は、南部ブーシェフル原子炉への燃料装填のみを目的としており、既存の慣例と規則に従い、原子力発電所の稼働継続の確認を目的に行われるべきものだった。現在、イランでは査察は行われておらず、国内に査察官はいない」と述べています。

 

アメリカはシオニスト政権の一部

さらに「過去の経験から、アメリカは中立国ではないことが証明されている。アメリカは長年にわたり、イスラエル政権の一部であることを示しており、常に地域諸国に対し一方的にこの政権の立場を押し付けてきた」としました。

 

大イスラエル計画に関するシオニスト政権の主張は、地域諸国への警鐘

バガーイー報道官は最後に、イスラエル政権とアメリカ当局による「大イスラエル」に関する発言や主張、そしてこの計画に対抗する地域諸国への支援に対するイランの見解について、「このような主張がシオニスト政権の拡張主義的かつ好戦的な政策に合致していることは明らかである。シオニスト政権の主張は、全ての地域諸国と国際社会全体にとって警鐘となるべきであり、世界の平和と安全に対する脅威を防ぐべく、本格的に緊急措置が講じられる必要がある」と結びました。
 

 


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