27日木曜は、イスラム暦1445年モハッラム月9日に当たり、シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教日の前日のタースーアー(アラビア語で数字の9の意)とされています。
イギリスのキリスト教司祭が、イスラム教シーア派の3代目イマーム・ホサインが遺したメッセージは世界中の人々に啓示を与えるものであるとしました。
イラン中部の歴史ある街ヤズドで行われるイマーム・ホサインの追悼行事には、多くの観光客が見学に訪れます。
今年の西暦2023年7月20日は、イラン暦で1402年ティール月29日、イスラム暦で1445年ムハッラム月2日にあたります。
イラク南部カルバラーにあるシーア派3代目イマーム・ホサインの聖廟において、同イマームが殉教したイスラム暦モハッラム月の到来に際し、数千人の巡礼者の参加のもと、この聖廟のドームに掲揚されている赤旗を黒旗に替える式典が実施されました。
イスラム暦1445年ムハッラム月1日を迎えた19日水曜、シーア派3代目イマームであるホサインの殉教日に向けた一連の追悼儀式の始まりとともに、イランの各地が哀悼を示す黒い布で覆われました。
イラク南部カルバラーにあるシーア派3代目イマーム・ホサインの聖廟で、同廟のドームに掲揚されている赤旗を黒旗に替える式典に参加した巡礼者数千人が、イスラム聖典コーランを頭上に掲げ、最近ヨーロッパで発生したコーラン冒涜事件への嫌悪を示しました。
イランのエスマーイリー文化・イスラム指導大臣は、西側のメディアを批判し、「これらのメディアは、わずか数人の行動を大きく取り上げているが、イラクの聖地カルバラへの数千万人の人々の行進には目を向けない」と強調しました。
イラクの情報筋が、シーア派の追悼儀式の1つ・アルバインに際して、今年同国の聖地カルバラーを訪問した巡礼者の数は2400万人を突破した、としています。
今月17日・イスラム暦1444年サファル月20日は「アルバイン」と呼ばれ、シーア派3代目イマーム・ホサイン殉教から40日忌にあたります。