イスラム暦モハッラム月には、イランの多くの都市においてシーア派3代目イマームホサインの殉教を追悼するシンボルとして、街中や辺り一面が服喪ムードに包まれ黒一色となり、様々な方式で追悼行事が実施されます。
イランでは、イスラム暦モハッラム月にめぐってくる、シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教を悼む同月9日のタースーア(アラビア語で数字の9の意)と10日のアーシュラー(アラビア語で数字の10)の追悼儀式の場を訪れるツアーが実施されています。
イラン西部ザンジャーン市内にある、ホセイニーイェ・アアーザムと呼ばれる大宗教施設で、大勢の市民が参集し、シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教を悼む追悼儀式が開催されました。
イスラム暦モハッラム月・9日タースーア(アラビア語で数字の9の意)と10日アーシューラー(アラビア語で数字の10)の日の到来を目前に控え、イランをはじめとするイスラム諸国は、追悼ムード一色となり、様々な追悼儀式が盛大に開催されています。
イラン北西部の西アーザルバーイジャーン州ウルミエには、イスラム暦モハッラム月に大々的に各地で行われる追悼行事「シャー・ホセイン・グーヤーン(別名:シャーホスィー)」があります。
イラン西部ロレスターン州の中心都市ホッラマーバードでは、毎年イスラム暦モハッラム月の追悼シーズンに、ペルシャ語で「ゲル・マーリー」と呼ばれる泥塗りの儀式が行われます。
19日木曜は、西暦680年にシーア派3代目イマーム・ホサインが殉教したアーシューラーでした。
イスラム暦モハッラム月10日アーシューラーの夜となった19日木曜、イラン各地でシャーメ・ガリーバーン(「寄る辺のない者たちの夜」の意)と呼ばれる儀式が、新型コロナウイルス対策としての人数制限と衛生プロトコルを順守した上で開催されました。
イスラム暦モハッラム月の追悼行事アーシューラーにちなみ、歌手ファルハード・ヌールザードによる「葦笛の書」をお聴きください。
イランの人々は、イスラム暦モハッラム月10日のアーシューラー(アラビア語で数字の10が語源)の日に当たる19日木曜、シーア派3代目イマーム・ホサインとその教友たちの追悼行事を開催しました。