アメリカのCIA中央情報局が、自国が関与した1953年8月のイランのクーデターが非民主的なものであったとの認識を示しました。
19日土曜はイラン暦モルダード月28日に当たり、1953年のイラン政府に対するアメリカのクーデターが勃発した日です。
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「米国政府は、独立した諸国や政府に対し軍事攻撃、介入、クーデターなどを行った経歴がある」としました。
イラン政府のバハードリージャフロミー報道官が、「国際関係において米国を信頼することは全く意味がない。同国への対処は、力、尊厳、そして十分な保証によるものでなければならない」と強調しました。
1953年8月に発生した、当時のイラン・モサッデグ政権打倒を目的とする英米によるクーデターは、イラン現代史の局面の1つを思い出させます。
19日木曜はイラン暦モルダード月28日に当たり、1953年のイラン政府に対するアメリカのクーデターが勃発した日です。
イランのザリーフ外相は、イスラム革命に対する米国の扇動的な行動を指摘し、「米国は常にイラン国民から軽蔑されてきた」と強調しました。
イギリス駐在のバイーディーネジャード・イラン大使は、英米の諜報機関が関与したイランでの1953年8月のモサッデク政権に対する軍事クーデターの記念日に際し、英国政府の謝罪を求めました。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランに対するアメリカの敵対は、イラン国内での1953年8月のクーデターをもって始まり、1979年のイスラム革命まで続いた」と語りました。
米国の反戦女性団体コード・ピンク(Code Pink: Women for peace)が、イラン国民が米政府により押し付けられた圧力で苦しんでいるとして、米国人1万人以上が署名した謝罪文書を在ワシントン・イラン利益代表部に渡しました。