バイデン氏の西アジア歴訪、抵抗勢力には無力の米・イスラエル
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バイデン米大統領のイスラエル占領地の訪問
バイデン米大統領の西アジア歴訪について、パレスチナ人有識者らは、この訪問を米・シオニスト政権イスラエルの無力さの象徴だとみています。
バイデン氏は13日水曜、イスラエルの占領地に入りました。15日金曜にはベツレヘムを訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、その後、次の訪問国・サウジアラビアへ向かいました。
国際通信イランプレスが16日土曜、伝えたところによりますと、パレスチナの人々や各団体は、バイデン米大統領のイスラエル占領地およびサウジアラビア訪問を非難しました。パレスチナ・ガザ地区で行われた抗議集会では、この訪問がイスラエル・サウジの両政権を利し、イスラエルによるパレスチナ人への犯罪を恒常化させることになると訴えました。
この集会の参加者らは、バイデン氏が占領地で表明したアメリカの姿勢・計画は、パレスチナの理想や難民の帰還の権利、パレスチナの将来に関する自己決定権を無視し、シオニスト政権による入植地建設を合法化するものだと強調しました。
バイデン氏はこの訪問で、シオニスト政権への支持と、同政権の脆弱な安全の保障を強調しました。同氏の訪問が終わった後、16日土曜朝にはイスラエル軍の戦闘機がガザ地区各地をミサイル攻撃しています。
パレスチナ抵抗運動・ハマスのイスマーイール・リズウァーン氏は演説の中で、「バイデン氏の恥ずべき訪問は、パレスチナ人の権利の蹂躙・無視、およびシオニスト政権を支持する目的で行われた」と述べました。
リズウァーン氏はその上で、「アメリカとシオニスト政権は、地域を分裂させ、パレスチナの理想を無きものにすることを目標としているが、このような計画はパレスチナ人の抵抗によって失敗するだろう。その上、アメリカは西アジア地域での新たな体制構築により、抵抗の枢軸を自身の配下に収めようと新たな目論んでいるが、これはシオニスト政権の存在とその脆弱な安全保障にとって深刻な試練となる」と述べました。
別の抵抗組織であるパレスチナ・イスラム聖戦運動の幹部の1人も、バイデン氏の訪問の目的は、イスラエルを困難に陥れている抵抗の枢軸に対抗するためのアラブ版軍事組織・NATO創設であるとしています。
同幹部は、「アメリカやイスラエル、時代遅れの一部アラブ諸国の試みは、抵抗の枢軸やイランの意志には何ら影響せず、抵抗の枢軸は世界的覇権主義勢力に立ち向かっている」と強調しました。

