サウジ政権が重罪判決で反対派を弾圧
11月 30, 2022 17:59 Asia/Tokyo
ある人権団体が、「サウジアラビア政権は、思想と表現の自由を禁止する政策に従い反対派を弾圧し、重罪判決で投獄している」としました。
サウジ政権は世界における主要な人権侵害者であり、常に政治犯など同国の独裁政権に反対する人々をテロといった被疑で処刑しています。
イルナー通信によりますと、人権団体Freedom Initiativeは 29日火曜、サウジで表現の自由を支持する3人の囚人男性が、政府の厳しい処罰を受けている、と発表しました。
これらの囚人の一人は、アブドッラー・アル・ハメド氏で、彼は数年に渡り拷問を受け、医療サービスを受けられないままに2020 年 4 月に獄死しました。
また、もう一人の囚人はシェイク・サルマン・アルアウダ氏で、彼は2017年以来、収監されています。
3人目は、ムハンマド・アルカフタニー氏で、10年の刑期を終えた後の彼の消息については明らかになっておらず、どこに移送されたかは今なお不明となっています。
このほか、ツイッター上で思想を表明した罪でサルマ・アルシャハブという女性が禁固6年刑に処せられましたが、この判決は控訴裁判所で34年に延長されました。
ヒューマンライツ・ウォッチを初めとする国際人権団体は、サウジでの人権活動、ジャーナリストの投獄や処刑を批判しています。
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