バーレーンで、市民らが反イスラエルデモを実施
12月 05, 2022 18:46 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルのヘルツォグ大統領のバーレーン訪問と同時に、同国市民らが反イスラエルデモを開催しました。
ヘルツォグ大統領は4日日曜、バーレーン市民の大規模な抗議の中、同国の首都マナーマに到着し、政府関係者らの出迎えを受けました。
国際通信イランプレスによりますと、バーレーン国民は今回の抗議において、「イスラエルに死を」などのスローガンを叫び、ヘルツォグ大統領のバーレーン訪問を、同国のハリーファ政権によるパレスチナ国民への背信だとしています。
この報道ではさらに、デモ参加者とバーレーン警察との間で衝突が発生し、バーレーン市民らが警察の前でハリーファ政権によるイスラエル大統領接待を非難した、とされています。
バーレーンの人権団体の関係者であるバゲル・ダルヴィシュ氏は、イランプレスに対し、「これまでに、バーレーンでイスラエル大統領のバーレーン訪問や両政権間の関係正常化に抗議する多くのデモが開催されている。もっとも、バーレーン当局はデモ開催を禁じていた」としました。
パレスチナ解放人民戦線の幹部の一人アフマド・ハリス氏もイランプレスの取材に対し、「今回のイスラエル大統領のバーレーン訪問は、パレスチナ国民に対するハリーファ政権の裏切りを示すものだ」と述べました。
アラブ首長国連邦、バーレーン、スーダン、モロッコのアラブ4ヶ国は2020年、アメリカの圧力や仲介により、またパレスチナ人に対するシオニスト政権の犯罪を無視する形で、同政権との関係正常化に合意しました。この行動は、アラブ・イスラム諸国で大規模な抗議に遭遇しています。