カタールW杯で、パレスチナへの連帯表明
カタールW杯では、パレスチナも間違いなくひとつの勝者と言えます。
カタールW杯が始まってから、地域諸国さらにはその他の国からも、パレスチナへの支持は日増しに高まっています。
出場チームやカタール市民、サポーターによるパレスチナ支持は、これまで以上にパレスチナ問題への世界の注目を集めています。
パレスチナ国民は、世界の人々やサッカーファンの脳裏にゴールを決めることができたのです。
イルナー通信によりますと、10日行われたW杯モロッコ対ポルトガル戦の試合開始前、会場周辺ではモロッコサポーターの一部がパレスチナ国旗を掲げる姿が見られました。
そして、モロッコがポルトガル破ると、サポーターたちはパレスチナ国旗を掲げて勝利を祝いました。
この他にも、先週の日本対クロアチア戦でも、観戦者の一部がパレスチナ国旗を掲げました。
また、アルゼンチンサポーターも自国が決勝トーナメント進出を決めた際にパレスチナ国旗を掲げました。
SNSでもパレスチナを支持する内容が数多く投稿されています。
また、W杯会場で取材しているシオニスト政権イスラエルのメディアに対する人々の対応もSNSで反響を読んでいます。一例として、インタビュアーがイスラエルメディアだと分かると、すぐにその場を離れたり、遠くから「パレスチナ万歳」などと叫んだりする人の姿が見られました。
今回のW杯では、シオニスト政権メディアの努力にもかかわらず、同メディアの記者らは現地で歓迎されず、その取材に答える人はいませんでした。このことは、シオニスト政権が嫌悪されており、パレスチナが支持されていることの表れです。
シオニスト政権はアラブ諸国との関係正常化が自らの安全保障と将来に資すると考えていましたが、今回のW杯は、地域およびアラブ・イスラム諸国に彼らの居場所はなく、世界はパレスチナを支持していることを証明しました。