バーレーンの人々が、政治囚の釈放を要求
12月 21, 2022 18:01 Asia/Tokyo
バーレーンで、多数の人々が自国で収監中の政治囚らの無条件釈放を求めました。
イルナー通信が21日水曜、報じたところによりますと、バーレーンの人々は首都マナマ近郊のサナービス地区で街頭に集まり、プラカードを手に掲げながら、すべての政治犯の釈放を要求しました。
デモ参加者らは、バーレーンのハリーファ現政権が管理する刑務所に収監されている、反政府派の指導者や要人の写真を掲げて、政治囚が危険にさらされていると強調しました。
これらの人々は、「政治囚を救え」「目覚めた良心はどこにあるのか?」「囚人を緩慢な死から救え」などと書かれてたプラカードを手に、「我々はあなた方囚人とともにある」と唱えました。
バーレーンでは2011年2月14日以来、ハリーファ政権に対する市民の蜂起が続いており、同国の人々は、自由、正義の確立、差別の撤廃、自国での国民選出による体制樹立を求めています。
これまでのバーレーンで起きた大衆蜂起においては、数千人に上る人々が殉教または負傷しました。また、ハリーファ政府は数千人を逮捕・拷問したほか、数百人のバーレーン人の国籍を剥奪しています。
バーレーン政府はさらに、あらゆる反政府系の団体や政党を解散させ、その活動を禁じました。その上で2011年以降、国民や反政府派指導者らがボイコットする中で、政府支持派のみによる自らの望むような選挙を、一方的に実施しています。