イラン・米間で、受刑者交換プロセスが継続
(last modified Tue, 12 Sep 2023 09:47:44 GMT )
9月 12, 2023 18:47 Asia/Tokyo
  • イランとアメリカの国旗
    イランとアメリカの国旗

マシュー・ミラー米国務省報道官が、同国とイランの間での受刑者の交換プロセスが継続していることを明らかにしました。

イラン・アメリカの間の受刑者交換プロセスは、両国間の2年間にわたる間接的な交渉を経て去る8月10日に発表されました。

イルナー通信によりますと、ミラー報道官は11日月曜、記者団に対しイラン・米間の受刑者交換合意に関して「イランで拘束されているアメリカ人を解放するプロセスは続いている」と語りました。さらなる詳細については言及を避けました。

これに先立ち、イラン外務省のキャンアーニー報道官は同日、記者団に対し、イランと米国による合意に基づく受刑者の交換に関して、「我々は、双方の受刑者らが近い将来交換されることを楽観視している」と述べました。

また、「イランの金融資産に関する合意に基づき、我々はその資金が数日以内に凍結解除・送金され、イランがその資産に完全にアクセスできるよう希望している」と語っています。

現時点では、2024年の米国大統領選挙まであと1年以上あります。世論調査によれば、支持率が低下し続けているバイデン民主党現政権は、同党の勝利の可能性を高めるため、アメリカの外交政策分野で自ら引き起こした行き詰まりを打開する方法を模索しています。

このため、バイデン政権は対外政策分野における行き詰まりを打開すべく、「外交、圧力、抑止」というアプローチを取り組み事項に据えており、来年の11月に予定された大統領選挙まで、地域内やイランに対する緊張を「コントロールする」しようとしています。

 


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