シリア東部の米軍基地にロケット攻撃
1月 04, 2023 20:41 Asia/Tokyo
複数のメディアが、シリア東部デリゾールのコニコガス田にある米軍基地に激しいロケット攻撃が行われたと報じました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、4日水曜、数発のロケット弾がシリア東部のデリゾール県にあるコニコガス田の米軍基地に命中し、火災が発生しました。
同通信の記者はデリゾールからこの様子を伝え、今回の攻撃が同基地がこれまで受けた最も激しい攻撃であり、これまでに例を見なかったものだとしています。
一方、地元情報筋もこの攻撃について、「ロケット弾10発が米軍基地に命中した」と報じました。
この報道では、基地内では攻撃と同時に警報サイレンが鳴り、救急車両が現場に駆けつけ、上空には偵察機や米軍戦闘機が飛び交っていたとされています。
これまでのところ、この攻撃を行ったと主張する勢力は出ていません。
スプートニク通信はまた、攻撃の後に、炎と煙があがり、米軍はコニコガス田を立ち入り禁止にしたとしました。
地元情報源は、同基地に駐留している米軍および、彼らが支援している武装勢力には死傷者も出ていると伝えています。
アメリカは、10年におよぶシリア戦争の間、ISISなどのテロ組織との戦いを口実にシリアの分離主義勢力を支援し、同国の産油地域を占領してきました。
トランプ米元大統領は以前の声明で、「シリアに我が国の軍が駐留しているのは油井のためだ」と明言しています。