米軍によるシリア産石油の略奪続く
1月 15, 2023 20:44 Asia/Tokyo
米軍は依然としてシリア産石油の略奪を続けており、14日土曜にタンクローリー複数台が、同国東部のハサカからイラク北部に石油を持ち出しました。
シリアで2017年9月、それまで米軍の片腕として活動していたテロ組織・ISISが壊滅した後、米軍がそれに代わって、直接シリアの石油を採掘・略奪するようになりました。
アハド通信によりますと、地元筋は、米軍が民兵組織・シリア民主軍とともに、タンクローリー53台からなる隊列でシリアから奪った石油を運び、シリア政府の管理の及ばない違法検問所を通ってイラク国内の米軍基地に移送したと伝えました。
ハサカやシリア北部にある米軍およびシリア民主軍が統治する地域では、これらの勢力による駐留や住民への攻撃的措置に対する抗議が起きています。
シリア政府は、米軍・シリア民主軍の駐留目的は石油の略奪以外になく、こうした勢力の駐留は違法であると再三強調しています。