バーレーンの人権活動家らが、同国政治犯の訴えへの注目を求める
2月 09, 2023 15:55 Asia/Tokyo
バーレーンの政治・人権活動家らが、同国の受刑者が置かれた劣悪な状況や政治犯への拷問について各人権機関が調査し、国際社会がこうした受刑者の声に耳を傾けることを求めました。
各人権団体はこれまでに何度も、反体制派の弾圧を理由にバーレーンのハリーファ王家を非難し、政治体制の変革を求めてきました。
バーレーン関連情報サイト・www.bahrainmirror.com が8日水曜、伝えたところによりますと、「バーレーン人権協会」はインスタグラムで「思想犯:バーレーンの刑務所と容赦ない拷問」と題したオンライン会議を開催し、同国の思想犯の家族・親類縁者や政治・人権活動家らが参加しました。
バーレーンの人権活動家で息子が思想犯として収容されている男性は、この会議で、「思想犯や政治犯が音声ファイルで暴露した虐待・拷問の様子は、ごく一部に過ぎない」と語りました。
また、別の参加者や会議の議長も、収容者によるストライキや人権の主張をプラスのものと評価し、議会や国際社会はこの問題に取り組む責任があるとしました。
これ以前にも、バーレーンの団体が声明を発表し、同国の政治犯が置かれている状況は、命に関わる脅威および犯罪であるとし、国際社会の無関心を批判しました。
バーレーンでは2011年2月14日からハリーファ王家に対する民衆蜂起が続いており、この中で同国市民は自由、正義の確立、差別の撤廃、民主的に選ばれた体制の発足などを求めています。