人権団体、「女性や子どもはイエメン戦争の主な犠牲者」
3月 05, 2023 20:09 Asia/Tokyo
ある人権団体が報告書において、「女性や子どもは、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン侵略の主な犠牲者であり、1万3000 人以上が死傷してる」としました。
サウジアラビアは、2015年3月26日よりイエメンへの攻撃を続けています。西アジアのアラブ圏最貧国であるイエメンは、これらの攻撃で甚大な人的被害を被ったうえ、国内インフラの85%も破壊されました。
イエメンのアルマスィーラ・テレビによりますと、女性や子どもの権利の分野で活動を行う人権団体「Intisaf」は報告書において、「アラブ連合の侵略の結果、1万3482人のイエメンの女性および子どもが死傷している」としました。
この報告書での内訳は、2023年2月末までに殺害されたのは女性2440人と子ども3888人の計6328人、負傷したのは女性2866人と子ども4288人の計7154人となっています。
また、800万人以上の女性が救援サービスを、1200万人以上の子どもが何らかの人道支援および手助けを必要としているとされました。
同団体は報告書の結果に基づき、イエメンにおける民間人への権利侵害について責務を果たすよう、国連、国際社会、人権機関に対して求めました。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、サウジアラビアが主導してのイエメン攻撃開始よりこれまでに、同国の子どもたちへの人権侵害および犯罪行為に関し多数の報告を行ってきました。しかし、サウジアラビアはこれらの報告を無視し、西側諸国やシオニスト政権イスラエルの支援を受けながらイエメンでの犯罪行為を続けています。