シリアで、米占領軍による石油略奪が続く
(last modified Mon, 02 Oct 2023 10:46:12 GMT )
10月 02, 2023 19:46 Asia/Tokyo

シリア東部の地元筋が、同国で米軍により石油や天然ガスが引き続き略奪されていることを明らかにしました。

シリアで米軍の手先として動いていたテロ組織ISISが敗北して以降、アメリカ軍はこの組織に直接取って代わり、ISISの敗北と同時にシリアの石油の採掘・窃取を開始しました。

ロシア・スプートニク通信が2日月曜、報じたところによりますと、シリア東部ハサカ県近郊の地元筋は「アメリカ占領軍は毎日、シリア・アルジャジーラ地域の油田・ガス田から約40台の原油運搬車を不法な検問所を経由し、在イラク基地に送り込んでいる」としています。

米占領軍は、ハサカ県南部および北東部の油田と油井、そしてシリア最大の油田であるアル・オマル油井を占拠し、長期にわたって同国の石油資源を窃取・略奪しています。

一方で、米軍はシリア・アルジャジーラ地域で違法な基地を強化し続けています。

ハサカ県近郊の地元筋はまた、「米占領軍は1日日曜、機材を積んだトラック20台をハサカ県郊外の違法な基地に移動させた」としました。

アルジャジーラ地域の米占領軍は、アメリカが支援するクルド人民兵組織・QSDシリア民主軍と共謀して、シリアから石油や小麦や大麦といった戦略物資などの国家の資源および同国民の財産を略奪しています。またその一方では、若者らに対し自分たちの関連組織への強制参加を迫っています。

この行動は、アメリカ占領軍が企む政策にのっとり、シリアでの混乱の扇動や危機の長期化を目的に実行されています。

 


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