ガザ空爆が、わずか一昼夜で300回以上に
シオニスト政権イスラエル軍が、パレスチナ・ガザ地区を一昼夜で300回以上空爆しました。
カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、イスラエル占領軍は22日日曜夜からガザを320回も空爆しています。
ガザ地区南部の町ハーンユヌスの住宅爆破では、パレスチナ人の子供6人と女性1人が殉教しました。
さらに、エジプトとの境界にあるガザ南端ラファの住宅4軒が爆撃された時だけでも、30人近くのパレスチナ人が殉教しています。
ガザ地区にあるパレスチナ保健省は「シオニスト政権イスラエル軍は、当地区への攻撃で主に住宅地域を狙っている」と表明しました。
また、「ガザの医療状況は最悪で、崩壊しつつある」としています。
さらに、「燃料不足により多くの患者が命を落とす危険にさらされているため、緊急に燃料が必要だ」と表明しています。
一方で、イスラエル軍のラジオは「我々の政府は、増派された米軍が到着するまでガザへの地上攻撃を延期するという米の要請に同意した」と報じました。
ここ数日、イスラエル軍はガザへの地上攻撃の期日が迫っていると数回にわたり発表しましたが、現時点ではこれは実行に移されていません。
こうした中、イスラエルの公用語であるヘブライ語のメディアは多数の報道により、シオニスト政権のベンヤミン・ネタニヤフ首相と同政権の軍当局者との間の意見の相違が激化していると報じました。
22日日曜にガザ向け支援物資を積んだトラック20台が到着した後、包囲されたガザ住民への人道支援物資を積んだトラック17台が第2弾として23日月曜に出発しました。
パレスチナ保健省の複数の統計によりますと、パレスチナ・ヨルダン川西岸とガザ地区の住民に対するイスラエルの包括的侵略の犠牲者数は、殉教者が約5000人、負傷者は1万4000人以上に達しています。
パレスチナ殉教者の中には子供1,873人、女性1,023人、高齢者187人が含まれています。
ヘブライ語メディアはまた、「攻撃開始以来、これまでにシオニスト1,400人が死亡、さらに5,400人が負傷した」と報じました。
この報道によりますと、パレスチナ側には212人以上のシオニスト捕虜が抑留されています。