パレスチナ外相、「イスラエルはガザの女性と子どもに復讐」
10月 25, 2023 17:04 Asia/Tokyo
パレスチナ自治政府のマーリキー外相は、「シオニスト政権イスラエルは今まさに、わが国のガザ地区の女性と子どもに復讐している」と強調し、「子どもの虐殺や民家の破壊では平和と安全は得られない」と語りました。
マーリキー外相は24日火曜、「国連安保理が相変わらずパレスチナ人の虐殺を阻止しあぐねていることは容認できない」とし、「殺害と弾圧を続けたところで、イスラエルが一層安全になるわけではない」と述べました。
アメリカは、シオニスト政権によるガザ攻撃停止のためロシアが提起した安保理決議案の採択を2度にわたって拒否しました。米当局者らは、「ガザでの停戦はパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの復活につながる」と主張しています。

マーリキー外相はまた「ガザのすべての家族は苦しみ、悲嘆にくれているが、彼らに対する同情は全く見られない」としました。
そして、「ガザでは今なお1000人のパレスチナ人が瓦礫の下に閉じ込められ、また200万人が砲撃を受けている。ガザへの支援物資や燃料の送付の遅延は、ガザ住民への死刑宣告を意味する」としました。
さらに、「ガザでのイスラエルの行動には正当性がなく、国際人道法に違反している」とし、「イスラエルは今まさにガザの女性と子供に復讐している」「子どもの虐殺や民家の破壊では、安全と平和は達成できない」などと述べました。
そして最後に「平和確立の唯一の方法は(イスラエルによる)占領の終結、そして聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを首都とする独立国家パレスチナの建国である」と強調しました。
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