米がイラク・バービルを空爆、5人殉教
11月 22, 2023 20:11 Asia/Tokyo
米軍がイラクの首都バグダッド南方にあるバービル県を空爆し、同国民兵組織ハシャド・アルシャビの兵士5人が殉教しました。
レバノンのアルマヤディーン・テレビによりますと、22日水曜早朝に米軍がバグダッド南部で行ったこの空爆により、ハシャド・アルシャビの兵士5人が殉教しました。
この攻撃に関して、アメリカ国防総省は声明を発表し、「CENTCOM米中央軍は、バービル県で行った2回の別個の攻撃において、抵抗勢力およびハシャド・アルシャビの拠点を標的とした」と説明しました。
続けて、「21日火曜に(イラク国内の)アサド米空軍基地が短距離弾道ミサイルで攻撃されたことに対抗して行われたこの攻撃では、多数の抵抗勢力およびハシャド・アルシャビの兵士が死傷した」と主張しました。
イラクとアメリカの間では、テロ組織ISISとの戦いが決着し、イラク議会で自国領土からの全外国軍の撤収・追放が決議されたことから、これまでに数回にわたり、米軍のイラク駐留終結に向けた戦略協議が行われてきました。しかしアメリカはイラク国会の議決を無視して、未だに同国での駐留を続けています。
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