カタール、「ハマス・イスラエル間で初の捕虜交換が実施」
11月 25, 2023 18:19 Asia/Tokyo
パレスチナとシオニスト政権イスラエルの仲介役を務めるカタールの外務省が、パレスチナ抵抗組織とシオニスト政権イスラエルの間の捕虜交換プロセスの初日の様子に関する報告を発表しました。
カタール外務省のマジェド・ビン・ムハンマド・アル・アンサーリー報道官は、これに関する報告において「イスラエルは24日金曜夜、捕虜となっていたパレスチナ人の女性と子供39人を刑務所から解放し、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスもイスラエル人の女性と子供13人、タイ人10人、フィリピン人の捕虜1人をそれぞれ解放した」と表明しました。
また、「25日土曜にガザ地区入りが予定されていた支援トラックは国境を越えて、ガザ地区で包囲されたパレスチナ人に重要な支援物資を届けた」としています。
カタールの仲介で実施されたイスラエルとパレスチナ抵抗勢力との間の4日間の停戦合意では、イスラエル側の刑務所に収監されているパレスチナ人150人の解放と引き換えに、イスラエル人捕虜50人を解放し、さらに人道支援物資、医療援助、燃料を積んだ数百台のトラックがガザ地区に入域することになっています。
イスラエルによる新たなガザ攻撃(去る10月7日)に先立ち、パレスチナ捕虜研究所は、女性31人と子供160人を含む5,000人のパレスチナ人がイスラエル側の捕虜となっていると発表しました。一方、ガザ地区とヨルダン川西岸に対する約50日間にわたるイスラエルの攻撃で、さらに数千人の捕虜がこれに追加された形となっています。
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