ガザ死者2万人超える　南部で新たに27人殉教

パレスチナ・メディアは、ガザ南部でイスラエル軍による空爆で少なくとも27人のパレスチナ人が殉教したと伝えました。

カタール衛星通信アルジャジーラによりますと、イスラエル軍は21日未明、ガザ南部ハーン・ユーニスの家屋2軒を空爆し、これによりパレスチナ人少なくとも27人が殉教、数十人が負傷しました。

また、パレスチナ自治政府広報局は20日、10月7日にイスラエル軍によるガザ攻撃が始まって以降のパレスチナ人殉教者が2万人を超えたと発表しました。このうち8000人が子供、6200人が女性だということです。また、これまでに5万2600人が負傷したということです。

パレスチナ・メディアによると、ガザ北部のジャバリヤで21日未明、パレスチナ戦士らとイスラエル軍の間で衝突が起きました。

一方、イスラエル軍は20日、一連の戦闘でこれまでに466人の兵士が死亡したと発表しました。

こうした中、フランスのマクロン大統領は、民間人の保護、人道的停戦、イスラエルによるガザ攻撃停止を求めました。

国連のグテーレス事務総長も、ガザでイスラエルによる攻撃が原因で飢餓や難民化が進んでいるとし、人道支援のためのさらなる努力を求めました。

また、WHO・世界保健機関のテドロス事務局長も、イスラエルによる攻撃停止を再度求め、ガザ地区で病気や飢餓による死者が増えることについて警告しました。

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