米英がイエメン西部を空爆
2月 14, 2024 18:59 Asia/Tokyo
アメリカとイギリスが、イエメン西部フダイダ県の各地を再び空爆しました。
イエメンのアルマスィーラ・テレビによりますと、アメリカとイギリスの戦闘機は13日火曜および14日水曜、再びイエメン領土を侵し、フダイダ県の複数の地域を空爆しました。
この攻撃による死傷者や損害についてはまだ報道されていません。
イエメンは、犯罪者たるシオニスト政権イスラエルを支援するアメリカとイギリスにより、自国領土へ攻撃を受けています。
米英の攻撃目的は、イエメンがイスラエル関連船舶へ行う紅海通過禁止措置を止めさせるべく、同国へ圧力をかけることにあります。
イエメンはこの数週間、ガザでパレスチナ国民が行う抵抗への支援の一環として、イスラエル船籍もしくはイスラエル占領地を目的地とする船舶を、紅海とバブ・エル・マンデブ海峡において攻撃しています。
ただしイエメンは、これ以外の船舶のアデン湾および紅海の航行は自由であり、その安全が保障されていることも強調しています。
紅海は、スエズ運河を経由し地中海へ抜ける航路の入り口に当たります。
アジア・ヨーロッパ間物資輸送の要地とされる紅海を経由しての貿易は、世界の海上輸送貿易の約15%を占めています。また、世界の小麦貿易の8%、海上ルートによる石油貿易の12%、液化天然ガス貿易の8%も、紅海を通じて行われています。