イエメン、「英船舶1隻を攻撃、米無人機を撃墜」
イエメン軍報道官が、「我が国はパレスチナ国民への支援及び、イエメン領土に対する米英の侵略への対抗として、アデン湾での特別作戦において英国艦船を数発のミサイルで攻撃した」と表明しました。
イルナー通信によりますと、イエメン軍のヤフヤー・アルサリーウ報道官は19日月曜、このニュースを発表するとともに、「イエメン側から発射されたミサイルは標的に命中し、イギリス船舶を停止させた」としています。
また、「問題の船舶は受けた損傷からして、アデン湾に沈没する瀬戸際にある」としました。
さらに、「シオニスト政権イスラエル船籍の船舶および、同政権の占領地に向かう船舶に対するイエメン軍の作戦は、パレスチナ・ガザ地区に対する戦争が停止し同地区への封鎖が解除されるまで継続される」と表明しています。
そして、「イエメン軍は、西部フダイダ県上空で、適切な兵器を用いてアメリカのMQ-9無人機を攻撃した」と語りました。
イエメンによるイギリス艦船への攻撃の一方で、西アジア、中央アジア、東アフリカ地域に拠点を置くテロリスト部隊であるCENTCOM米中央軍司令部は18日日曜夜、イエメン救国政府の管理下にある地域を攻撃したと主張しました。
アメリカとイギリスは、この数週間でイエメンを数回攻撃しています。
これらの攻撃は、イエメンがイスラエルに現在実行中の海上封鎖の停止を迫る目的で行われています。
イエメン軍はこの数週間に、ガザ地区のパレスチナ国民の抵抗を支援するため、紅海とバブエル・マンデブ海峡においてイスラエル船籍および、イスラエル占領地に向かう船舶数隻を攻撃しました。
イエメン軍は、イスラエル政権がガザ攻撃をやめない限り、同政権の船舶や紅海の占領地に向かう船舶への攻撃を続行すると断言しています。
しかし同時に、そのほかの船舶についてはアデン湾と紅海の航行が自由であり、完全な安全を約束すると強調しています。
昨年10月7日以来、大量虐殺者たるシオニスト政権は、西側諸国の全面的な支援を受けて、ガザ地区とヨルダン川西岸で、防衛手段を持たないパレスチナ国民の虐殺を開始しました。そして、この犯罪に対する国際社会と国際人権機関の沈黙に乗じたこの違法なイスラエル政権の戦闘機器によるパレスチナ人の女性や子どもの殺害は、今なお続けられています。