イスラエルによるネット工作:黒人装いイスラム教徒を中傷
6月 04, 2024 15:28 Asia/Tokyo
SNS大手のメタ社は、イスラエルのプロパガンダを拡散していたフェイスブックの510アカウント、インスタグラムの32アカウントを特定しました。
IT関連のニュースサイト「エンガジェット」によると、メタ社は、フェイスブックの偽アカウントを駆使してフェイスブックやインスタグラムにおける工作活動を行っていたイスラエル企業を特定したと発表しました。
この企業が運用していたアカウントは、アメリカやカナダのユーザーを対象にガザ戦争に関するフェイクを拡散していました。
その手法は、アメリカの黒人のユダヤ系大学生を装って、イスラエルの軍事行動を支持し、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のようなイスラエルに批判的な組織を中傷するというものでした。
また、カナダ国内に向けてはイスラム嫌悪の投稿を拡散し、イスラム教徒がリベラリズムの敵であると煽りました。
メタ社の調査によると、これらのアカウントは、イスラエルのSTOIC社の協力のもとXやYouTubeでも活動していたほか、イスラエルとハマスの戦争に特化したウェブサイトも運営していました。
これらのアカウントの運営者は、政治家やメディアのSNSページに大量のコメントを投稿することで、心理的負担をかけることができると考えているようです。
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