イスラエルがグーグル広告使い反UNRWAプロパガンダを展開
9月 01, 2024 19:50 Asia/Tokyo
UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長が、同機関に対しシオニスト政権イスラエルが新たな陰謀を実行していることを明らかにしました。
パールストゥデイがレバノンのニュースサイト・エルナシュラを引用して伝えたところによりますと、ラザリーニ事務局長は、イスラエル政権がUNRWAの信用を落とす措置の一環として、ネットユーザーによる同機関への支援を阻もうとグーグル内の特別広告を購入していたことを明らかにしました。
同事務局長は、「このような行動の一部は、当機関の信用に影響を及ぼすだけでなく、何より当機関職員の生命を危険にさらしている」としました。
また、OCHA国連人道問題調整事務所も最近の報告で、「人道支援にあたる職員や責任者への攻撃により、支援・救助の提供はさらに制限を受けている」としています。
UNRWAは、パレスチナ難民への支援を目的に1949年に設立された組織であり、現在、ヨルダン、シリア、レバノン、パレスチナ・ヨルダン川西岸およびガザで暮らすパレスチナ人難民に対する支援活動を行っています。しかし、イスラエル政権がUNRWAの信用を落とす目的で同機関の一部職員に関する嫌疑を提示したことから、EUおよび18か国からの財政支援が停止されることになりました。ただし一部諸国はその後、この決定を撤回しています。