イスラエル紙、ガザでの「将官たちの計画」の失敗を分析
(last modified 2024-10-15T11:09:53+00:00 )
10月 15, 2024 20:09 Asia/Tokyo
  • イスラエル紙、ガザでの「将官たちの計画」の失敗を分析
    イスラエル紙、ガザでの「将官たちの計画」の失敗を分析

イスラエル紙「イディオト・アハロノト」が、ガザにおけるイスラエル軍の「将官たちの計画」が失敗した理由について取り上げました。

【ParsToday西アジア】いわゆる「将官たちの計画」は、ガザ戦争の開始時からシオニスト政権イスラエルの元占領地内安全保障評議会議長であったジオラ・アイランド氏によって提案されました。この計画によると、ガザ市とネツァリム検問所を含むガザ北部地域が軍事閉鎖地域となります。

イディオト・アハロノトは、「イスラエル軍はガザ地区北部の住民を他地域に移動させるのに大きな困難に直面している」と報じました。しかし、ガザ地区北部の住民の大半はこの地域からの強制移住に抵抗しています。

この計画では、約60万人のパレスチナ人が北部地域からイスラエル軍が指定した複数の検問所を経由してガザ南部へと追いやられ、その地区は完全包囲されるとともに、ガザ北部にいる人々には支援物資は一切提供されないことになっています。

こうした中、軍事・戦略問題の専門家ワシフ・アリカト氏は、「将官たちの計画として知られるガザ北部でのイスラエルの新たな計画は、占領者の混乱の極みと彼らの真の目的を示している。イスラエルにはこの計画を実行する力はない。特に以前にこの方法で成功したためしはなく、パレスチナ人は自宅から退去しない」と述べました。

また、イスラエルの計画の目的はパレスチナ人を互いに引き離すことにあるとし、「373日以上あらゆる苦しみに耐えてきたパレスチナ人は、イスラエルの心理戦、プロパガンダ、デマ戦、気違いじみた爆撃に苛まれることはないだろう」と語りました。

アリカト氏の見解では、イスラエル政権はガザ北部でのいわゆる「将官たちの計画」の実施を進めており、この計画の立案者であるイスラエル軍のアイランド氏もその失敗を認めています。

 

 


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