パレスチナ人を人間の盾として利用するイスラエル
10月 16, 2024 15:44 Asia/Tokyo
米紙ニューヨーク・タイムズは、「イスラエルはガザ地区のパレスチナ人の建物や施設を攻撃する際に、民間人を人間の盾として利用している」と報じました。
【ParsToday西アジア】それによると、イスラエル軍はパレスチナ人捕虜に偵察任務を強制しているということです。
同紙は匿名のパレスチナ人とイスラエル軍兵士らの話として、イスラエルがどれほどの規模でこの非人道的な手法を利用したかはまだ不明であるものの、複数の証拠からガザにいる少なくとも11のイスラエル軍分隊が犯罪を起こしたことが分かっており、しかも多くの事例において彼らのそばにイスラエル治安部隊がいたと報じました。
記事では、複数のイスラエル兵士がこうした手法がイスラエル軍ではごく普通に行われている事実を認め、同政権の諜報機関や上級指揮官の間でもこの非人道的な犯罪が周知の事実であると語りました。
危険な偵察任務に民間人捕虜を使用することは歴史上それほど実例がないものの、米国はベトナム戦争でこれに類似した行動をとっており、それは戦争犯罪とされています。
英ブリストル大学のローレンス・ヒル・コーソーン教授は、「軍人か民間人かに関係なく、パレスチナ人捕虜に危険な場所の探索を強制することは違法である」と語りました。
これに先立ち、カタール国営衛星通信アルジャジーラは「イスラエル兵らがパレスチナ人捕虜たちを手を縛った状態で、ハマスのトンネルに強制的に侵入させており、もし爆弾が仕掛けられていれば彼らが犠牲者になる」と報じていました。
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