イスラエル紙「イスラエル軍は疲弊し兵力不足」
11月 17, 2024 18:27 Asia/Tokyo
イスラエル紙「イディオト・アハロノト」は、イスラエル軍が部隊の増員・再編を目的として兵役期間に関する規定を変更し、32カ月から36カ月に延長しようとしている事実を報じました。
【ParsToday西アジア】同紙は16日付の記事において、「イスラエル予備役の兵役免除年齢を40歳から45歳に引き上げる緊急の必要があるが、兵役法と軍内での兵役期間延長の関係に注目すると、軍は人材不足により危険な状況にある」としました。
その上で、「イスラエル軍は7500人の兵員不足に苦しんでいる」「イスラエル軍の予備役兵は極度に疲弊しており、常駐軍は戦前に深刻な危機に陥っていた。現在ではさらに大きな問題を抱えており、適切なサポートの欠如に苦しんでいる」と指摘しました。
また、イスラエルの第12チャンネルTVも、カッツ戦争相が7000人の超正統派シオニストを軍隊に召集する決定を下したと報じました。超正統派は信仰上の理由により戦場に行くことに強く反対しており、これまで兵役も免除されていましたが、兵力不足のため超正統派らにも兵役が課されることになりました。
最近発表されたイスラエル軍の声明によれば、2023年10月以来男女合わせて794人のイスラエル軍兵士が殺害され、そのうち370人はガザ地区内での地上作戦で死亡しています。また、この期間中に5346人の負傷兵が出ており、そのうち4605人はガザ戦争に関係しています。
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