シリア最新情勢:駐シリア米軍の大幅な増員/10分ごとに誘拐、暗殺、略奪が発生
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シリア最新情勢:駐シリア米軍の大幅な増員/10分ごとに誘拐、暗殺、略奪が発生
シリア情報筋によりますと、同国では武装勢力が政権を掌握して以来、殺人や略奪を含む様々な犯罪が急増しています。
【ParsToday西アジア】シリア駐留米軍の増員、国内での殺人と略奪の蔓延、クネイトラ県の95%をイスラエルが占領など、シリア関連のニュースを取り上げていきます。
イスラエルがシリア・クネイトラ県の95%を占領
アルアーラム・チャンネルによりますと、シリア南西部クネイトラ県の約95%がイスラエルに占領されています。報道各社はまた、クネイトラ県内にあった旧アサド政権軍の予備装備の撤去後、イスラエル軍が同県内のすべての戦略的丘陵と拠点内に集結しており、この状況はイスラエル軍が同県の約95%を占領した後に起こったと報じています。
タハリール・アルシャーム最高幹部に対するイスラエルのメッセージ「シリアを手放さず」
イスラエル紙「イディオト・アハロノト」によると、シリア新統治勢力のタハリール・アルシャーム(HTS)のジャウラ二最高幹部がイスラエルと軍事的衝突の意向がないことを表明したにもかかわらず、イスラエル当局はHTS側に「HTSによるシリア南部へのアクセスを一切認めない」とするメッセージを伝えてきたということです。
米軍がシリア駐留軍の大幅増員を認める
米CNNは米軍関係者の話として、ガザ戦争開戦(2023年10月7日)以来、シリア駐留米軍の数が大幅に増加したと報じました。これらの情報筋によれば、現在シリアには2500人以上の米兵が駐留しています。もっとも、CNNはこれら当局者の話として、米国防総省が近隣諸国の反発を回避すべくシリア駐留米軍の正確な数の公表を控えていると付け加えました。
シリアで殺害・略奪が拡大:10分ごとにHTS勢力による攻撃が発生
シリア情報筋は、同国内の出来事の92%がメディアでは報じられていないことを明らかにするとともに、シリアの少数民族、特に沿岸地域の少数部族に対するテロ因子の攻撃が激化しているとしました。これに関連してメフル通信は24日、アラビア語ニュースサイト・アルマアローマの報道として「シリアでは10分ごとに誘拐、暗殺、略奪の攻撃が起きている。これまでのところ、2日間で6回の抗議集会が開催されており、シリアでは今後数日で人々の怒りが激化しそうだ」と報じています。