イスラエルがシリアで追求した目標とは?
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イスラエル人専門家は、イスラエルがシリアの分割を狙い、安定した統一政権樹立を阻もうとしているとの見方を示しています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
1月 21, 2025 18:36 Asia/Tokyo
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    イスラエルがシリアで追求した目標とは?

イスラエル人専門家は、イスラエルがシリアの分割を狙い、安定した統一政権樹立を阻もうとしているとの見方を示しています。

【ParsToday西アジア】シリアでアサド前政権が崩壊してから40日が経過しました。シリアの新たな国内情勢により漁夫の利を得ているのがイスラエルです。アサド政権の崩壊後、イスラエルはシリアに対して広範囲にわたる侵略を開始し、同国の軍事基地や国力を破壊したほか、シリア領の一部を占領しました。

イスラエルはシリアの新体制について公には意見を明らかにしていませんが、その重要な戦略はシリアでの安定した政府の樹立を阻止し、同国の地理的領域を縮小することにあるとみられています。

シリアの安定政権の発足を阻止することは、事実上イスラエル占領地の隣に脆弱な政府が形成されることを意味しますが、これこそがイスラエルの利益にかなうものです。イスラエルは基本的に、抵抗の枢軸の構成国、あるいはかつて抵抗の枢軸の重要な一翼であったシリアを分割・暫定的な小規模国家を形成し、情勢を推進させる戦略をとっています。

小国の形成は、西アジア地域における大国の数が減ることを意味します。これまでの経験・歴史が示しているように、イスラエルとは小国との方がより折衝しやすいことが示されています。その一例として、比較的小さなアラブ圏の小国がアブラハム計画という枠組み内で対イスラエル関係正常化に踏み切っていることが挙げられます。小国はイスラエルにとってより脅威が少ないとみなされているからです。

イスラエルは、シリアに関してはその国土の一部を自ら占領し、さらにはトルコや米国を含む他国による占領までも画策して、シリアの地理的領土を縮小させようとしています。

この点について、イスラエル人専門家のナフム・バルニア氏は、イスラエルがシリア分割を狙っており、シリアを北東部のクルド人、南部のドゥルーズ派、北西部のアラウィ派を含むいくつかの地域への分割を画策しているとみています。

シオニストでもある同氏は、「新たな西アジアが出現しつつあるが、その本質、さらにはその中でのイスラエルの位置づけや安全保障上のニーズについては誰も知らない」と述べています。また、イスラエルはアサド前政権の崩壊とそれがレバノンなどに与えた影響にほくそ笑んでいるものの、新政権の定着については懸念していることを認めました。さらに一部のアナリストの間では、イスラエルが長期的に狙っているシナリオは、シリアが3つの国家に分割されることだと考えられています。

 

 


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