ガザの学校、97%が破壊
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パレスチナ教育省の調査によると、イスラエル軍の攻撃によりガザ地区の学校の97%が破壊され、子供たちの教育が深刻な危機に瀕しています。
(last modified 2025-10-20T08:12:36+00:00 )
10月 19, 2025 21:35 Asia/Tokyo
  • ガザの学校、97%が破壊
    ガザの学校、97%が破壊

パレスチナ教育省の調査によると、イスラエル軍の攻撃によりガザ地区の学校の97%が破壊され、子供たちの教育が深刻な危機に瀕しています。

【ParsToday西アジア】パレスチナ教育省の発表によると、2023年10月に始まったイスラエル軍による攻撃で、これまでにガザ地区内の公立学校172校が全壊、118校が半壊したということです。この他にも、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によって運営されていた学校100校以上も被害を受けています。

停戦後、学校に戻った南部ハーンユーニスの12歳の生徒は、「本物の教室に座ったのは2年ぶり。教科書は焼けて、何人かの友達は亡くなった」と語りました。現在、この生徒は家族とともに避難所で暮らしており、「最もつらいのは、勉強する機会が奪われたこと。これは未来を失うことだ」と言っています。

人的被害も深刻で、この2年で1万7711人の生徒が死亡、2万5897人が負傷しました。生徒だけでなく、教育関係者も763人が死亡しました。

こうした中、約30万人の生徒がUNRWAの支援のもと、教育を再開したと報告されています。

あるパレスチナ人教師は、学ぶ力を信じ続けていると述べ、「いつかガザの学校が再び開かれ、生徒たちの笑い声で満たされる日を夢見ている」と語りました。

一方で、UNRWAのメディア担当を務めるアドナン・アブ・ハサナ氏は、イスラエル軍が教育支援物資の搬入を妨げ続けていると批判しました。

 


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