バーレーンの政策に対するイラン、ヨーロッパ、バーレーン宗教界の懸念
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バーレーン政府が、国民の平和的なデモを最悪の形で弾圧し、反対の声を消そうとしています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 21, 2016 16:52 Asia/Tokyo
  • バーレーンの政策に対するイラン、ヨーロッパ、バーレーン宗教界の懸念

バーレーン政府が、国民の平和的なデモを最悪の形で弾圧し、反対の声を消そうとしています。

キャラミー解説員

バーレーンの革命の精神的な指導者であるガーセム師の市民権剥奪に対し、同師の故郷をはじめとするバーレーンの各地で、人々の抗議デモが続けられています。デモ参加者は、19日火曜夜にも、ガーセム師の自宅前に集まり、“世界の人々よ、バーレーン政府の犯罪を待っているのか?”と書かれたプラカードを手にしていました。バーレーン政府軍は、人々の集会を襲撃し、ガーセム師の自宅も攻撃したと言われています。

ガーセム師は、バーレーンの人々の革命の継続に重要な役割を果たしています。そのため、バーレーン政府は、彼の市民権を剥奪しました。人々の革命に対する弾圧は拡大しており、この革命に影響力のある人物だけでなく、政治グループも、政府の攻撃を受けています。

バーレーンの裁判所は、17日日曜、同国の最大野党ウェファクの解散を命じ、その財産をバーレーン政府の有利に押収しました。

バーレーンの人々への弾圧が厳しさを増し、ガーセム師の自宅が襲撃されたのと同時に、一部の国や人権団体が懸念を表明しました。この中で、イランのザリーフ外務大臣は、バーレーンの現在の状況に懸念を示しました。

ザリーフ外相は、19日夜、ツイッターで、バーレーン治安部隊によるガーセム師の自宅への襲撃に反発し、「地域で新たな悲劇が起きないよう、各国や国際社会が対応を取ることが必要だ」と強調しました。さらに、バーレーン・ウラマー評議会は、ガーセム師への連帯を示すと共に、バーレーンのシーア派教徒の存在が脅かされているとしました。19日夜のアルアーラムチャンネルの報道によれば、バーレーンの120人を超える聖職者やイスラム法学者が、この国のシーア派教徒を代表し、声明の中で、「シーア派教徒の存在が、バーレーンの支配体制によって脅かされている」としました。

バーレーン・ウラマー評議会の会長をはじめとする、この国の聖職者やイスラム法学者は、シーア派教徒もこの国の重要な一員であるとしました。ウラマー評議会の会長は、「シーア派への攻撃は、この宗教グループへの宣戦布告以外のなにものでもない」と強調しました。

EUも、19日、声明の中で、バーレーンの情勢と表現の自由に対する弾圧について、「最大野党の解散とその資産の押収に関するバーレーン裁判所の判決は、この国の懸念すべき状況を物語っており、EUはこの判決が無効にされることを望んでいる」と発表しました。

この声明によれば、EUは、バーレーンの治安と安定は、包括的な方法による対立の解消と改革によってのみ、確立されるが、今回のウェファクの解散命令、人権センター所長ラジャブ氏の逮捕、ガーセム師の市民権剥奪は、それに反するもので、バーレーン社会の対立や亀裂を深めることになると考えています。EUはさらに、すべてのバーレーン市民の政治参加は、この国に安定を確立する上で重要な要素だとしています。