シオニスト占領地内の米・イスラエル極秘司令センターに対するイランのミサイル攻撃が明らかに
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イランのミサイル攻撃を受けていたイスラエルの極秘施設
元米検索大手グーグル社のエンジニアによる調査の結果、去る6月の12日間戦争中にイランがシオニスト政権イスラエル占領地内テルアビブの「ダ・ヴィンチ」タワーにある米・イスラエル共同地下司令センターを精密ミサイルで攻撃、破壊したことを明らかになりました。
元GoogleのAIエンジニアだったジェフリー・ヒントン氏は、テルアビブ北部のダ・ヴィンチ・タワー地下にある米イスラエル合同司令センター(通称「サイト81」)が、去る6月の12日間戦争中にイランのミサイル攻撃を受けたと明らかにしています。このセンターは、2011年にアメリカ政府の支援とアメリカ企業の監督のもとに建設され、Googleの衛星地図から正確なその位置情報にはモザイクがかけられ削除されていました。
【ParsToday西アジア】ファールス通信によりますと、AI人工知能の研究をけん引し、この分野で「ゴッドファーザー」と呼ばれたヒントン氏はイスラエル政権への協力を理由にグーグルを退社した後、このセンターの正確な位置情報を公開し、情報公開の4ヶ月前にイランがこの極秘施設を標的にしていたことを明らかにしました。また、イランの治安当局筋によれば、イラン治安部隊要員はシオニスト政権の情報網に侵入し、センターの位置を特定してミサイル部隊に提供したということです。そして、実際の戦争ではミサイルの爆発によりこのセンターは機能停止し、イスラエル空軍の近くにある2つのタワーも攻撃されました。流出した画像には、センターが住宅街に位置していたことが示されています。イスラエル政権は以前、この場所で民間人を人間の盾として利用していました。イランのミサイル攻撃後、同タワー周辺にイスラエルの防衛システム「アイアン・ドーム」が配備されたことを受け、イスラエル軍と情報機関は司令センターの大規模な移転を開始していました。
安全保障問題の専門家らは、「イランの動きは精密ミサイル作戦というだけでなく、地下室でさえもはや秘密活動を行う安全な場所ではなくなっている」とし、「このことはシオニスト政権の秘密主義時代に対するメッセージでもある」との見解を示しています。

