イスラエル元最高裁判所長官が異例の警告、「民主主義が崩壊」
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シオニスト政権イスラエル最高裁判所のアハロン・バラク(Aharon Barak)元長官が、「イスラエルは権力の集中化と監視機関の弱体化に向かっている」と語りました。
(last modified 2026-01-07T11:57:49+00:00 )
1月 07, 2026 12:43 Asia/Tokyo
  • イスラエルのアハロン・バラク最高裁判所元長官
    イスラエルのアハロン・バラク最高裁判所元長官

シオニスト政権イスラエル最高裁判所のアハロン・バラク(Aharon Barak)元長官が、「イスラエルは権力の集中化と監視機関の弱体化に向かっている」と語りました。

アハロン・バラク氏は異例の発言として、「イスラエルはもはや彼が言うところの『自由民主主義』の要素を欠いており、政権の政治構造は権力の集中と監視機関の弱体化に向かっている」と率直に述べています。ちなみに、バラク氏のこの発言の3年前にイスラエルのヤリブ・レビン(Yariv Levin)法務相が「司法改革」に関する発言を提起し、物議を醸していました。
ParsToday西アジア】バラク元長官は今月3日、イスラエル主要都市テルアビブのハビマ広場で行われた大規模抗議集会において数千人の群衆を前に「イスラエルにおける民主主義の衰退は、決して突発的な出来事の結果ではなく、民主主義制度の根幹的要素が『深刻な攻撃』にさらされてきた緩やかな過程の結果である」と強調しました。またバラク氏によれば、この過程により均衡と監視という方策が弱体化し続けているということです。
バラク氏はさらにイスラエルの政治体制の現状について、「現在の統治構造は単一の政治主体による統治であり、実質的に一人の人物によって運営されている」とし、「首相が政府とイスラエル議会・クネセトの両方を統制しており、この権力の集中が民主主義の基盤を脅かしている」と明言しました。
そして「政府はこの権力のサイクルを完結させるために、司法をコントロールしようとしている」と警告しました。バラク氏によれば、司法は「主権を監視できる唯一の権力」だとされています。
バラク氏は続けて、「提案された改革案が裁判官の任命方法に焦点を当て、法律を無効化する最高裁の権限を制限することは、『法の支配』を『法に対する権力の支配』に置き換えようとする試みの明らかな兆候だ」と付け加えました。
そして、法執行機関の現状と抗議者への対処についても言及し、「政治レベルと警察の関係は深刻な混乱に陥っており、抗議者への待遇は不平等かつ不均衡だ」と語っています。
バラク氏はまた、「イスラエルの独立」と称する宣言を論拠として、市民の平等の権利の原則が侵害されていると批判し、ユダヤ教超正統派・ハレディ派の兵役免除が広く認められていることや、アラブ社会に対する構造的な差別などの問題を指摘しました。
しかしそうした中でも、「この傾向を抑制する責任は司法のみのものではなく、社会と世論だけがこの傾向の継続を阻止できる」と強調し、結論として「イスラエルにおける自由民主主義は崩壊しつつあり、それを維持するには市民の積極的な行動が必要である」と警告しています。
この報告の全文は、イスラエルの公用語・ヘブライ語の新聞「マアリブ」に掲載され、シオニスト政権の政治およびメディア界で広範に報じられました

 

 

 


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