イラク前首相、アメリカのモスル占領への加担を暴露
8月 11, 2016 19:47 Asia/Tokyo
イラクのマリキ前首相が、アメリカがイラク北部モスルの占領の中でテロ組織アルカイダの一部司令官に加担したことを暴露しました。
マリキ前首相は、10日水曜、バグダッドで、IRIB通信のインタビューに応じ、「イラク北部ニナワ州の中心都市モスルの占領以前、一部のアメリカ軍高官がアルカイダの幹部と会談し、モスル占領の方法について検討した」と語りました。
マリキ前首相はまた、モスル占領にアメリカが重要な役割を果たしたことに触れ、現在、アメリカはテロ組織ISISとの戦いを語り、またイラクの支持者だとしていると述べました。
さらに、アメリカはイラクとアメリカの両政府の戦略合意書を無視して、もっとも劣悪な戦況の中で、イラクが購入した兵器も引き渡していないと強調しました。
マリキ前首相は、イランは何の見返りも求めることなくイラクに対する軍事支援を行っており、もしイランの支援がなければ、ISISはバグダッド中心部にまで達していただろうとしました。
モスルは2014年6月10日、ISISによって占領されました。
イラク軍は同国西部アンバール州のこのテロ組織の占領地を解放したあと、現在、このテロ組織をモスルから追い出す段階に近づいています、
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