ヒューマンライツウォッチ、「アメリカはサウジへの武器売却を停止すべきだ」
12月 02, 2016 19:26 Asia/Tokyo
国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、アメリカに対し、サウジアラビアがイエメンを攻撃しているため、サウジアラビアへの武器の売却を早急に停止するよう求めました。
タスニーム通信がアルメナールチャンネルの報道として伝えたところによりますと、ヒューマンライツウォッチのワシントン・ディレクターのサラ・マーゴン氏は、1日木曜、アメリカのオバマ大統領に書簡を送り、サウジアラビアへの武器の売却を批判しました。
マーゴン氏は、サウジアラビア軍はイエメンの民間人の施設に対する攻撃を続けているとし、「アメリカ政府は、サウジアラビアへの武器の売却を停止することで、この攻撃への関与を減らすことができる」と語りました。
さらに、「これはオバマ大統領にとって、サウジアラビアへの武器の売却を早急に停止し、中東政策を変更する最後の機会だ」と述べました。
ヒューマンライツウォッチはまた、サウジアラビアはイエメンへの空爆で、何度もクラスター爆弾を使用しているとしました。
オバマ政権は少し前、サウジアラビアに対し、1150億ドルを超える軍備の売却を提案しました。
1年8ヶ月におよぶサウジアラビアのイエメン攻撃により、およそ1万人のイエメン人が死亡、2万人が負傷しており、アメリカはこの攻撃を全面的に支援しています。
この攻撃で、イエメンの80%以上のインフラが完全に破壊されています。
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