「シリア・アレッポの解放は、政府軍と抵抗陣営の最大の勝利」
(last modified Wed, 14 Dec 2016 11:07:38 GMT )
12月 14, 2016 20:07 Asia/Tokyo
  • 「シリア・アレッポの解放は、政府軍と抵抗陣営の最大の勝利」

イランの政府関係者が、シリア・アレッポのテロリストの占領からの解放は、政府軍と抵抗陣営の最大の勝利だとしました。

シリア政府軍は、13日火曜夜、北部の戦略都市アレッポを、5年ぶりにテロリストの占領から完全に解放しました。

イランのラーリージャーニー国会議長は、「アレッポの解放は、地域の危機解決に新しい道を切り開くだろう」と語りました。

ラーリージャーニー議長は、14日水曜、国会で、「アレッポの解放は、イラク・モスルの解放の前段になるだろう」と語りました。

さらに、シリア、イラク、リビア、イエメンでのアメリカや西側の欺瞞的な政策の失敗に触れ、「地域の抵抗陣営は、西側とつながりのあるテロリストに後退を余儀なくさせた」と述べました。

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記も、13日火曜夜、IRIB通信のインタビューで、アレッポの解放について、「アレッポのテロリストの占領からの解放は、テロリストや、地域や西側のその支援者に対する、シリア国民の大きな勝利だった」と語りました。

シャムハーニー書記は、西側の行動も、アレッポの解放を阻止することはできなかったとし、「イランは、シリア危機を軍事的な方法によって解決することはできず、その解決法は、政府と反体制派の政治的な協議だと考えている」と語りました。

また、「西側と一部の地域諸国は、アレッポの解放後、挙国一致内閣の樹立を目指した政府との話し合いを武装勢力に呼びかけるか、あるいは復讐するため、テロリストへの支援と武装化を継続する戦略を取っている。前者が選択されるよう望んでいる」と語りました。

イラン公益評議会・戦略研究所のヴェラーヤティ所長も、アレッポの解放は、テロリストとの戦争が始まって以来、シリア政府軍とその同盟者の最大の勝利であるとしました。

また、イラン公益評議会のレザーイー書記も、アレッポの解放は、シリアにおけるテロ根絶の鍵だとしています。

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