イエメン攻撃に際し、サウジがイギリス製兵器を使用

イギリス政府が行った調査の結果、イエメンに対するサウジアラビアの攻撃でイギリス製のクラスター爆弾が大規模に使用されていることが明らかになりました。

イギリスの新聞ガーディアンによりますと、イギリスのファロン国防大臣に提出されたこの調査の結果からはさらに、イギリス政府がサウジアラビアへのクラスター爆弾の売却に加えて、イエメン攻撃を目的としたサウジ軍の訓練に関与していることが証明されています。

イギリス国防省が、この調査結果の詳細を発表する意向はないとしたものの、イギリス政府はサウジアラビアとこの問題を調査することを決定しています。

イギリス政府は、これまでに何度も、サウジアラビアに対する兵器の売却と、イエメン戦争でイギリス製の兵器が使用されていることを理由に批判されています。

サウジアラビアは、２０１５年から恒常的にイエメンを空爆しています。

での攻撃で、少なくとも１万人の民間人が死亡したほか、多数が難民化し、イエメンのインフラ施設に数十億ドル相当の被害が生じています。

サウジアラビアによるイエメン攻撃の目的は、イエメンの多くの人々の反対を受けている、サウジ寄りのハーディ元イエメン大統領を政権に復帰させることとされています。