トルコの人々が、憲法改正に関する国民投票の結果に抗議
4月 17, 2017 19:10 Asia/Tokyo
トルコのイスタンブールとアンカラの人々が、大規模なデモを行い、憲法改正を巡る国民投票の結果に抗議しました。
抗議者らは、国民投票の結果の取り消しと票の数え直しを求めました。
イスタンブールの別の人々の集団も、家の窓から外に向かって鍋やフライパンを叩き、伝統的な方法で、エルドアン大統領の国民投票における勝利の主張に抗議を示しました。
アンカラとイスタンブールの抗議デモと同時に、トルコ政府の支持派は、公共の施設や広場に集まり、勝利を祝いました。
トルコの憲法改正に賛成する人々は、16日日曜、反対派に僅差で勝利しました。
国民投票の非公式の結果によれば、賛成は51.3%、反対は48.7%でした。
最終的な結果が明らかになるまでには11日から12日かかると発表されています。
こうした中、トルコ共和人民党は、国民投票の60%の票の数えなおしを求めています。
トルコ共和人民党のクルチダルオール党首は、「憲法改正を巡る国民投票は不正に実施された」と語りました。
トルコ憲法の改正の最も重要な項目は、大統領の権限を拡大し、この国の体制を議院内閣制から大統領制に移行することです。
反対派は、この改正により、トルコ政府は独裁体制になると考えています。
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