世界保健機関、イエメンでのコレラの蔓延拡大について警告
May 20, 2017 19:44 Asia/Tokyo
WHO・世界保健機関が、今後、6ヶ月以内に、イエメンのコレラの感染者が20万人以上に達するだろうとしました。
ロイター通信がスイス・ジュネーブから報じたところによりますと、世界保健機関は19日金曜、声明の中で、「この3週間、イエメンではおよそ2万3500人がコレラに感染しており、このうち、242人が死亡している」としました。
この声明によりますと、イエメンでは今後6ヶ月以内でさらにコレラの感染者20万人が確認されるだろうということです。
イエメン保健省も、最近、同国でのコレラの蔓延の拡大に触れ、全ての国際機関に対し、この病気の抑制を促すよう求めています。
イエメンでは、2016年10月からコレラが蔓延しています。
サウジアラビアは、2015年3月から、イエメンのハーディ元大統領の政権復帰のために、同国を攻撃し、これにより、イエメンでは医薬品や食料の深刻な不足が発生しています。この攻撃により、これまでに、イエメン人1万1000人が死亡し、数十万人が負傷しています。
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