赤十字国際委員会、ハンスト中のパレスチナ人捕虜の健康状態に懸念
May 26, 2017 16:51 Asia/Tokyo
赤十字国際委員会が、39日間にわたり、ハンストを行っているパレスチナ人捕虜は、精神的にも、肉体的にも好ましくない状態の中にあるという報告を発表しました。
レバノンのアルマヤーディンテレビによりますと、シオニスト政権イスラエルの占領地の赤十字国際委員会事務所のサラザール医療部長は、26日金曜未明、パレスチナ人捕虜のハンストの開始から6週間が経過し、ハンスト中のパレスチナ人捕虜の健康状態は懸念すべき段階に達しているとして、すべての関係者に対して、この問題の解決法を見出すよう求めました。
こうした中、被占領地南部のアシュケロンの刑務所の責任者は、「25日木曜、ハンストを行っていたパレスチナ人捕虜15名が、健康状態が悪化し、危険な状態となったため病院に搬送された」と語りました。
およそ1700人のパレスチナ人捕虜が、4月17日、シオニスト政権の人種差別に抗議する中で、自由と尊厳をスローガンとして、ハンストを開始しました。
パレスチナの公式統計によれば、女性57名、子供300名を含むおよそ6500人のパレスチナ人が、劣悪な環境の中でシオニスト政権の刑務所に収監されているということです。
パレスチナ人捕虜のハンストは、国際的にも幅広い支持を受けており、この支持は現在も続いています。