サウジアラビア政府が、反対派への残忍な弾圧を継続
May 28, 2017 19:45 Asia/Tokyo
サウジアラビアが、抗議行動への参加を口実に、身体障害を持つ人物を斬首しようとしています。
イギリスの新聞インディペンデントによりますと、サウジアラビアの裁判所は、抗議デモへの参加を理由に、身体障害を持つある男性に斬首刑を言い渡しました。
しかし、これに関する証拠は、この男性への拷問により強制的に自白させた内容以外、一切提出されていません。
23歳のこの男性は、2012年にサウジアラビアのシーア派教徒居住区での抗議運動の際、激しく殴打され、片方の耳の聴力を失い、2016年には同国の特殊刑事裁判所での非公開の裁判で死刑判決を言い渡されました。
これについて、ある法的な慈善団体の関係者は、「アメリカのトランプ大統領が、最近のサウジアラビア訪問で、同国の人権侵害問題を提起できなかったため、サウジ当局はますます厚顔で恥知らずになり、抗議者への拷問や処刑を続行している」と語っています。
人権団体が懸念を表明する中、サウジアラビアは2013年に3年の任期で、国連人権理事会のメンバー国に選出されています。
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