イラク義勇軍、モスル西部のシリア国境付近にまで進攻
May 29, 2017 18:45 Asia/Tokyo
イラクの義勇軍が、モスル西部でのテロ組織ISISとの戦闘で、シリア国境近くまで進攻しました。
イルナー通信によりますと、イラクの義勇軍は28日日曜、モスル西部の村々からISISを撤退させ、シリア国境まで近づいたことをあきらかにしました。
ISISに占領された、イラク北部ニナワ州の中心都市モスルの解放作戦は、昨年10月17日から開始しており、これにイラクの軍や義勇軍の兵士数万人が参加しました。イラク軍は作戦開始からおよそ100日後に、モスル東部を完全に解放しました。
イラク軍はモスル西部の解放作戦も今年2月19日から開始し、この作戦は現在も続いています。
イラク当局は、モスル西部の解放作戦の進展が遅れている理由として、民間人の人命の保護と、住宅地とインフラへの被害の予防を挙げています。
テロ組織ISISは、2014年からアメリカや、アメリカの西側同盟国、あるいはサウジアラビアなどのアラブの同盟国の資金援助や軍事支援を受けて、イラクを攻撃し、イラク北西部の広大な地域を占領し、数多くの犯罪行為に手を染めてきました。
これまでにイラク軍は、多くのISIS占領地を解放してきました。