ルフトハンザ航空とオーストリア航空がイラク・クルド人自治区への航空便の運航を停止
9月 30, 2017 20:14 Asia/Tokyo
ドイツのルフトハンザ航空とオーストリア航空が、イラクのクルド人自治区のアルビル行きの便の運行を停止しました。
ロイター通信によりますと、ルフトハンザ航空の広報担当は、イラクの中央政府の決定により、クルド人自治区の上空の飛行が禁止となったため、ルフトハンザ航空はオーストリア航空、そのほかの航空会社とともに、30日土曜と1日日曜のアルビル便を運航を停止にしたとしました。
イラク政府は、世界各国から反対されたクルド人自治区の分離を問う住民投票の実施に反応する中で、29日金曜夕方から、アルビル上空を飛行禁止区域としました。
フランスのマクロン大統領は、イラクのアバディ首相との電話会談で、フランスはイラクの統一と安定を尊重し、クルド人自治区の住民投票に反対すると強調しました。
国連のグテーレス事務総長、地域諸国、欧米諸国も、住民投票を実施した自治政府のバルザニ議長の行動を非難し、この住民投票の合法性を否定するとともに、イラクの統一の維持と領土保全を強調しました。
国際社会、地域諸国、イラク中央政府が反対し、国際法規にも違反していた中で、イラクのクルド人自治区の住民投票が、今月25日に行われました。